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操舵はコンピューターで管理されていますが、鳥島とか硫黄島を回るときは、当然手動での操舵となります。ですから鳥島もゆっくり見ることができました。
鳥島はかつてアホウ鳥の乱獲が行われ絶滅の危機が叫ばれました。現在アホウ鳥は捕獲が禁止され、増殖目的の営巣が行われています。昔使っていた気象観測所跡なども見られます。
地域交流会
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この『少年の船』では出身地域や年齢がかたよらないようにわざと班編成が組まれています。でもせっかくこの船で一緒になったのですから、自分の近くに住んでいる人とも知り合いになりたいものです。
そこで、24日には「地域交流会」が開かれました。これは全国を8ブロックに分け、同県、近県の人とも友だちになってもらい、家に帰ってからも連絡を取り合ってもらおうというもの。それぞれの地城に分かれ、自己紹介をして、幹事・副幹事を選出して、再会を約束していました。
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航海中の一大イベントといえば「洋上大運動会」。その運動会の種目の中でも目玉なのが、「応援合戦」。各組、だしものに秘策(奇策?)を練り、練習にも熱が入ります。運動会は総合成績により、優勝、準優勝、第3位が表彰の対象になりますが、応援合戦はこれとは別に優秀チームが特別表彰されます。審査員が男性ということもあり、ダンスを踊る女性のチームが有利との前評判でしたが、はたして結果は?
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ダンスを踊るときにはもちろんバックに音楽が必要です。団員が持ってきたCDも使用可。これで最新のヒット曲の傾向がよくわかります。
昨年一番多かったのがtrf。その前年はJリーグの爆発的人気で例の♪オレ〜♪オレばかりでした。さて今年は?と思ったら案の定、安室奈美恵が一番。ここでも小室系強しといったところ。
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綱引きは右舷と左舷に分かれて綱を引き合いますが、ここでも船の揺れによって勝敗がかなり影響されきす。片側に勝ちが片寄る傾向もあり、そのためリーグーがジャンケンで場所を選びます。これも船上での運動会ならではの駆け引きです。
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運動会の準優勝チームには船長賞としてふじ丸特製のアンパンが50個プレゼントされます。
誕生日
この航海中に結城幸さん、星野悦史くん、信田日和くん、鈴木雄也くん、水野香代さん、盆子亜弥可さん、野中慎也くん、宮田麻紀さん、宮田亜紀さん、坂口こずえさん、伊藤航くん、城戸美紀さん、宇都理恵子さん、松下哲子さん、長瀬篤志くんの、計15名が誕生日を迎えました。船で誕生目を迎えるなんて多分一生に一度のことでしょうね。





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日本に入国する際に、税関の申告書を記載しなくてはいけません。外国旅行をした経験がある人でもこの申告書を書いた人はあまりいないでしよう。
そのため申告の相談所が特別に開設されました。買いすぎて税金を払う人はいないようでした。

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500人が9日間も一緒に行動すれば、その忘れ物だけでもすごい量です。名前が書いてあるものはすぐに返せますが、洗濯場に下着を忘れたり、中には買ったばかりのおみやげを忘れる人もいます。ふじ丸に忘れ物を残していかないように。

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